〜石川文也先生〜

今年の100冊チャレンジの59冊目はこれ❗️

 

 

出版を知って速攻でAmazonした
『記憶のなかの「碧南方言」』
    石川 文也
記憶のなかの「碧南方言」 ――語彙・語法・音韻の特徴 https://amzn.asia/d/fZAnE4V

 


まず、
本は図書館で借りる主義の私が、
速攻でAmazon購入した理由ですが、

1.著者が石川文也氏であること
2.碧南の方言についての本であること
3.行きたかった講座に行けなかったこと

 


著者の石川文也氏、
敢えて文也くんと呼ばせて貰います❗️
実は彼とは小さい時からの幼馴染です。
文也くんちはとてもキチンとしたご家庭で、
そもそも親同士(教師)が知り合い。
小学校入学前から一緒に遊んでいましたし、
同じ小学校、同じ中学校(幼稚園も一緒だったかも。当時の記憶が…😅)
中学校の部活ブラスバンドも同じでしたが、
真面目な上に優等生、
高校以降は名古屋の名門高校に合格し、
そこから東大に入ったと人伝に聞く程度でしたが、
大学に勤務する辺りから地元に戻り、
現在は立教大学の教授としてご活躍です。
東京に新幹線通勤の碧南住まいと言うので、
会う機会は少なくても身近に感じていました。



そんな文也くんが、
碧南図書館の主催で講座をする!
絶対行くぞと予約したのに、
当日急な用事で行けなくなってしまって、

残念で残念で、
あ〜聞きたかったと思っていた所で、
この本の存在を知ったのです。

 

碧南loverを自認する私、
父は国語の教師として三河弁の資料を集めていましたし、
生きていたら今の文也くんと、
どれだけでも語り合ったと思います。

私も人生の多くを碧南で過ごして、
相当な三河方言の熟達者としては興味津々❗️
と言う事でAmazonしました💓

 

文也くんの碧南への深い愛情感じます。



この本は、
「立教大学異文化コミュニケーション学部2021年度プロジェクト研究費を使って得た研究成果」と明記があり、
丁寧な聞き取りや調査、データ集めから深い考察まで、完全な学術論文でした。

それでも、
扱っているのが言葉、碧南方言なので、
とても楽しく読めました。


・言葉はそれを使用する人の思考や感情の表象だが、それは1つしかないわけではない。

・自分の感情を相手に伝えようとする時、自分がその環境から獲得したもの、相手も同じ経験を通して獲得したものを選んで使う

・言葉は使用される物理的な時空間と社会的空間によって特徴づけられる

・方言と方言が接触した場合、新たな方言が生成され定着する

海や川と密接な関係を持ちながら歴史、産業を発展させてきた碧南

・地域方言と社会方言

・帰属コミュニティーの暗黙のルールに従って言葉を選ぶ


ここから、
具体的な碧南方言が1000語近く、
90ページ以にわたって列記されています。

普段使っている言葉が山ほどあり、
50年以上暮らしていても、
知らない碧南方言も有って、
読んでいて笑えてきました(笑)

・おちょける←ふざける
・かんこうする(勘工する)←考えて工夫する
・てんがらがる←ひっくり返る
・はらぎし(腹ぎし)←満足するまで
・ふんごむ(踏み込む)←泥に足を取らあねわ
・ほせ←アイスの串
・わや←大変

 

普通に使っている碧南方言いっぱい❗️笑


この本を読んで、
とにかくよく調べたなぁと感心しきり❗️
聞いてくれたら私も手伝ったのに、と(笑)

  

 

言葉は移動や接触で変化したり、
時代や流行で使わなくなったり、
方言は放っておくと消えてしまうかも。
きっとそんなことを危惧して、
記録として残したかったんかと感じました。

 

講座は聞きに行けなかったので、
文也くんのリアルは聞けなかったけれど、
本に込めたメッセージは受け取れました。
改めて碧南方言イイわ〜💓

 

   

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